犬にシャンプーをしてあげたいと思ったとき、以下のようなお悩みがでてきませんか?
- 犬のシャンプーに人間用のボディソープを使用してもいい?
- 薄めて使えば問題ないかな?
人間用はNGです‼犬用を使用してあげましょう!
犬と人間では、皮膚の厚さも毛量や毛質もちがうため、犬用が1番安全です!
一昔前まで、人間用のボディソープを薄めて使用OK!という考えが浸透していたようですが、皮膚がかぶれてしまう可能性も。
家族同様の愛犬には、皮膚トラブルなどなくいつでも元気で過ごしてほしいですね♪
- 犬に人間用ボディソープを使用しないほうがいい理由
- 薄めてもだめな理由
- おすすめのシャンプー
あなたの愛犬にぴったりなシャンプーもご紹介しますよ!
犬のシャンプーへ人間用のボディソープを使うはNG!

犬へ人間用のボディーソープを使うことはおすすめできません!
- 犬の皮膚は人間よりも薄い!犬には刺激が大きい
- 人間の皮膚は弱酸性、犬の皮膚は弱アルカリ性
- 人間よりも毛量が多く、毛質も違う!犬に合うものを♪
上記のような理由から、シャンプーはやはり、犬用ボディソープを使ってあげるのがベストなんです♪
犬の皮膚は人間よりも薄い!犬には刺激が大きい
犬の皮膚は、人間の1/3程度と言われており、かなり薄いです!
人間用に作られたボディーソープは刺激が強く、乾燥や炎症を起こしてしまう可能性も。
人間のシャンプーは、界面活性剤が犬用ボディーソープよりも多く配合されています。
界面活性剤は泡立ちも良くなり、洗い上がりもスッキリするのですが、石油由来の成分のため、肌荒れに繋がったりする原因になってしまうのです…。
人間の皮膚は弱酸性、犬の皮膚は弱アルカリ性
人間の皮膚はpH4.5~6.0で弱酸性ですが、犬の皮膚はpH7.0~9.0の弱アルカリ性です。
pHとは、肌表面を覆う皮脂膜の水素イオン濃度を示す数値です。
人間用で「肌に優しい」「低刺激」「赤ちゃんでも使える」と書かれているものなら使えるのでは?
人間用に肌に優しいものは、弱酸性なので、犬には「優しくない」のです!
弱アルカリ性の犬の肌に、弱酸性のものを使用すれば、犬にとってとても刺激が強いということになります。
そのため犬に、人間用のボディソープは肌への負担が大きいのです。
刺激が強いボディソープを使い続けると、皮膚を守る皮脂が減ってしまい、細菌の侵入へも繋がります。
細菌の侵入により、皮膚病を引き起こしてしますこともあります。
人間よりも毛量が多く、毛質も違う!犬に合うものを♪
犬の毛は、人間に比べ圧倒的に多く、一本一本の毛はとても細いです!
毛が細く、皮膚も刺激に弱いため、犬は皮脂で毛をコーティングして刺激を抑えてるんだそうです。
人間用のボディソープは、毛のコーティングに必要な油分まで洗い流してしまうため、ダメージを受けやすくなってしまいます。
毛がゴワゴワになってしまったり、抜けやすくなるなどのトラブルがおきてしまう場合もあります。
これまで、犬のシャンプーには人間用のボディーソープだと刺激が強すぎる!とお伝えしましたね。
では、薄めたらいいのかな?と思う方もいるかもしれません。次の章でこの疑問をお答えします!


犬のシャンプーは人間用を薄めるといいは嘘!

人間用を薄めても犬のシャンプーへの使用はNGです!
以下の理由から、薄めても人間用は使用しないほうが良いでしょう。
- 薄めても成分は変わらず!使用量が増えてしまうことも
- 薄めて泡立ちが悪いと、洗い流し残りの原因に!
人間用シャンプーを薄めることはせず犬には犬用シャンプーを使用してくださいね!詳しい理由を解説していきます♪
薄めても成分は変わらず!使用量が増えてしまうことも
人間用ボディソープの配合が薄めることで犬にピッタリ!となることはありません!
人間用ボディソープは、人間用の肌に合わせて作られています。
なので薄めても、犬の肌に合わせた配合になっている保証はありませんよね。
薄めて使用する用途で作られていないため、泡立ちも悪く、逆に使用量が増えてしまう場合も
使用量が増えてしまうと、結果的に肌への負担は、薄めても薄めなくても同じになってしまいます。
薄めて泡立ちが悪いと、洗い流し残りの原因に!
薄めることでボディソープの泡立ちが悪くなります。洗い流し残りが増えてしまう原因になるのでやめましょう。
しっかり泡立っていれば、洗い流し残りもあまりなくシャワーを終えられますが、薄めたボディーソープは泡立ちが悪く、皮膚に残ってしまうことが多いのです。
人間でも、ボディーソープで体を洗ったけど、なんだか流し足りない気がすると、感じたことがある人は多いのではないでしょうか?
犬の場合、全身が毛で覆われているため、人間よりも流れづらくなっています。
しっかり泡立たないボディーソープを使うと、しっかり洗い流せずに残ってしまっていて、痒くなってしまうなどの原因にもなってしまうのです!
犬には人間用シャンプーはおすすめできない理由を解説しました。
次の章では、犬のシャンプーの選び方はどう選べば良いの?というところを解説します♪
犬シャンプーは人間用でなく犬用がおすすめ!選び方も

犬のシャンプーは、下記の4項目で判断しましょう♪
- 犬種別の選び方のポイント!犬種にあったシャンプーを
- 子犬や老犬は時短できるリンスインシャンプー
- 愛犬の皮膚の状態に合わせて用途にあうものを選ぼう!
- 毛がベタつきがちな犬は皮脂用シャンプーがおすすめ!
- 犬のシャンプー選びの際に注意したいポイント3つ!
ここからは、どのような犬種にどのようなシャンプーを使用するのが良いのか、詳しく解説していきます♪
ご自宅の愛犬へ、ぴったりなものを見つけてくださいね♪
犬種別の選び方のポイント!犬種にあったシャンプーを
ご自宅の愛犬の毛の長さによって、愛犬に合わせたシャンプーを選んであげてください♪
シャンプー別で、ボリュームが出やすいもの、皮膚の保護成分が多く配合されてるものなど、様々です!
長毛犬へはふんわりとボリュームが出るシャンプーを
トイプードルやマルチーズなどの毛が長い犬種には、仕上がりをふわっとしてくれるもの、しっとりやわらかく仕上げてくれるシャンプーがおすすめです♪

紹介したラファンシーズは、サロンでもよく使われているそうです♪
香りも控えめで、強すぎる香りが苦手な飼い主さんや犬には、おすすめ商品です。
全成分が詳しく表記されていることもおすすめできるポイントです◎
短毛犬へは皮膚の保護成分多めのシャンプーがおすすめ
外部刺激から守る保護成分が多いシャンプーをおすすめします。
スムースコートのチワワやダックスフンド、柴犬は毛が短く、皮膚トラブルを起こしやすい犬種です。

泡立ちもよく香りも良いと評判高いの商品です♪こちらも、サロンでの利用もされているそうで、信頼度の高い商品です!
剛毛犬には毛のコシを保ってくれるシャンプー選びを
シュナウザーやテリアなどの毛が硬い犬種へは毛のコシを保つシャンプーがおすすめです!
シュナウザー、テリアなどの犬種は皮脂を多く分泌するため、臭いを出しやすい犬種でもあります。
そのため、洗浄力、消臭力が高いシャンプーが良いでしょう♪
短頭の犬種へは数種類のシャンプーを使い分けも!
フレンチブルドッグのようなシワがある犬種は、顔のシワに皮脂が溜まって病気になってしまうことも。
顔へは洗浄力強めのシャンプーを使用し、体へは低刺激のシャンプーを利用することがおすすめです!
子犬や老犬は時短できるリンスインシャンプー
子犬は、シャンプーに慣れておらず、長い時間シャワーを浴びせてしまうとストレスになる場合も。
年齢により、シャンプーを変える飼い主さんもいるんだそうですよ♪
また、老犬は体力が減ってきており、長い時間のシャンプーで疲れすぎてしまうこともあります。
ご自宅の愛犬の年齢や体力に合わせて選ぶのも良いでしょう♪
基本的に、リンスインシャンプーはおすすめできないのですが、子犬や老犬の場合、体力に合わせて検討してみるのも良いでしょう♪
愛犬の皮膚の状態に合わせて用途にあうものを選ぼう!
シャンプーの種類には以下の2種類があります。通常時は美容シャンプーがおすすめですよ!
- 薬用シャンプー
- 美容シャンプー
肌が乾燥している場合や、かゆがっている様子が見えたときは薬用シャンプーをおすすめします。
敏感肌で肌トラブルを起こしやすい犬には、オーガニックシャンプーもおすすめです♪
あきらかな炎症や、あまりに頻回にかゆがっている場合などは、動物病院へ受診しすすめられたシャンプーを使用してあげてください。
毛がベタつきがちな犬は皮脂用シャンプーがおすすめ!
毛がベタつきがちな犬には、皮脂用シャンプーがおすすめです。
スムースコートやワイヤーコートの犬種は皮脂が多く、ベタつきやすい犬もいます。
余分な皮脂をスッキリ落としてくれるシャンプーを選びましょう♪
犬種による選びかたや年齢、皮膚に合わせた選択方法をご紹介しました!
次の章では、シャンプー選びの際にここだけは見たいポイントを解説します♪
犬のシャンプー選びの際に注意したいポイント3つ!
犬用シャンプーを購入する際、最低限、ここだけは抑えておきたいポイントをご紹介します!
こちらで紹介した以外でも、全犬種使えるものや、抗菌シャンプー、いい香りのシャンプーなど、使用目的により多くの種類があります。
用途にあったシャンプー選びをしましょう♪
用途を見極めるポイントは、成分をチェックし、配合されている界面活性剤の種類を確認することです♪
下記に犬用シャンプーに使用される活性剤の種類を簡単にご紹介しますね。
アミノ酸系 | 優しい洗浄力・高い保湿力 | ラウロイルメチルアラニンNa ココイルグリシンNa |
タウリン系 | 低刺激・泡立ちが良い | ココイルメチルタウリンNa ラウロイルメチルタウリンNa |
ベタイン系 | 弱酸性・低刺激 | コカミドプロピルベタイン ラウラミプロピルベタイン |
スルホカハク酸系 | 洗浄力が高い | スルホカハク酸ラウレス2Na |
硫酸系 | 洗浄力が高すぎて犬には不向き | ラウレス硫酸Na ラウリル硫酸Na |
成分表に記載されている界面活性剤の種類により、どのタイプのシャンプーかも確認ができます。
硫酸系は、人間用シャンプーなどに主に利用されています。犬にとっては刺激が強すぎるので、この成分は避けたいですね!
強すぎる香りには要注意!犬には強すぎることも
人間にとっていい香りと感じるものは、愛犬には強すぎてしまう場合もあります。
犬は人間の嗅覚の数千倍以上と言われています。香料不使用を選んであげるのが犬にとってはベストなんです♪
犬の臭いが気になる場合は、香りで対策ではなく洗浄力で解決することがおすすめです!
元気な成犬にはシャンプーとリンスは分かれているもの
成犬で、体力がある犬には、それぞれ別々に使うことがおすすめです!
老犬や子犬にはリンスインシャンプーをおすすめしましたが、リンスの働き、シャンプーの働きを打ち消し合ってしまうことも。
うまく機能しないと、毛がゴワゴワになってしまったり、汚れが打ちづらくなってしまったりする場合があります。
したがって、体力のある成犬は別々に分かれているものを使いましょう!
まとめ

- 犬のシャンプーに人間用ボディソープはNG!
- 犬は人間と比べ1/3程度と皮膚の厚さがかなり薄い
- 人間の皮膚は弱酸性、犬の皮膚は弱アルカリ性で人間のボディーソープは弱酸性のため犬にとっては刺激が強い
- 犬の毛は皮脂でコーティングされているため、強すぎる洗浄力は皮膚トラブルへ繋がることも
- 人間用ボディソープを薄めても成分自体は変化せず、犬の肌にピッタリとはならない
- 人間用ボディーソープを薄めることで泡立ちが悪くなり、洗い流し残りへ繋がりやすい
- 犬用シャンプーは犬種によって選ぶものを変えるとよい
- 長毛犬はふんわりとボリュームがでるもの、短毛犬には皮膚の保護成分多めのもの、子犬や老犬には時短できるリンスインシャンプーを
- 毛のベタつきが気になる場合は皮脂用シャンプーを使用
犬は育てているうちに、家族の一員となりますよね。
感情を言葉で表すことはできないので、少しでもストレスを減らすために、シャワーの際のシャンプー選びは、より愛犬にあったものを選んで上げたいですね♪


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